2017.12.30
今回で8年目を向かえる老人ホームでの着物展示ボランティア。
年末年始をホームで過ごす皆様に、少しでもお正月気分を味わってもらいたい、との思いからはじめました。
昨年は「ミセスの装い」と題して落ち着きのあるミセスの普段着ウールの着物から、礼装着の留袖までをボディーに着せつけました。
今年のテーマは「娘時代のきもの」
普段着のウールのアンサンブル、女学生の袴姿、そして華やかなお振袖です。
今年は、着付け技能士1級試験を受験したばかりの生徒さん1名と一緒に着せつけボランティアに。
着せつけが始まる前から、興味のある入所者さんが集まってくださっていて、初参加の生徒さんは少々緊張。。
何せ、昔は普通に着物で生活をしていた入居者さんですから、見る目が厳しい!
でも、ボディーに着せつけている頃から、「私たちの頃は〜」とか「袴、着てたわ〜」とか懐かしそうにお話してくださり、楽しかったです♪
※写真は、今年初参加の生徒さん
着せつけが終わったら、見学してくださっていた方々と一緒に写真撮影。
その後、思い思いの懐かしい着物の前で撮影会が始まりました。
こちらの方は、女学校時代に小豆色の着物に白い袴をはいて毎日を過ごしていらしたとの事、懐かしそうに袴姿のボディーを眺めていらっしゃいました。
また、数年前に、白無垢姿の着せつけをした際、「ずっと独身で過ごしたので1度も花嫁衣裳を着た事がない」とおっしゃる杖をついたかたに白無垢を着せつけて差し上げたのですが、今年もその方が見に来てくださっていて、なんと杖なしですたすた歩いていらっしゃいました!あの頃よりすっかりお元気になって、嬉しい限りです。
念願の花嫁衣裳を着て若返ったのね〜♪