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こんな着物コーディネイト…夏黄八に羅の帯

2015.07.21

いよいよ本格的な夏になりました。

 

きものは一年中同じ形。夏でもロング丈に長袖ですので「暑い!」と思われがちですが、夏物の長襦袢や着物はスケスケ、かなり粗く織られているので風がある時は結構快適なんですよ。スーパーの生鮮食品コーナーなどはクーラーが効いているので、冷気が粗い布地にストレートに入ってきて一気に涼しくなります。

 

ただ、風のない時は確かに暑いのですが、着方を工夫する事でより涼しく着こなせます。夏の暑い時、首や脇に冷たいタオルを巻くと涼しくなるように、着物も、衣紋を多めに抜くとか、身八つ口を少し開けると良いですよ。

 

とは言え、無風状態で日差しの強い日はやっぱり暑いのですが、全身を包んでいる着物は、紫外線対策にもなりますよ。

こんな着物コーディネイト…夏黄八に羅の帯

きもの…夏黄八。シャリ感がある着物は身体にまとわりつかないので、特に夏場は涼しくて好きです。

帯…羅の八寸名古屋帯。

帯締め…お手製の帯締め。三分紐に帯留めを通しているように見えますが、実は、飾りを紐に組み込んで作っています。

帯揚げ…淡いクリーム&ピンク色の絽。

半衿…淡い紫の縦絽。

 

夏はどうしても汗をかくので、少し暑いですが、汗取り襦袢を着ています。汗が着物にまで届いてしまうとシミになりますので。特に、よく汗をかく脇の下、要注意です。数年後に出てきますよ、シミ。おそろしい〜。

 

 

※「こんな着物コーディネイト」シリーズの過去記事はこちら

単衣のきものに赤い三分紐で

春色きもので

紺の色無地に博多帯

若草色の塩沢紬で帯遊び

赤い帯締めで

若草色の塩沢紬

化繊の色無地