2015.06.18
上の方にポイントがある帯結びは、一般的に可愛らしくみえますので、若い方や小柄な方に似合います。
対して、下に長く垂れ下がる帯結びは大人っぽく見えます。また、全体に大きな帯結びですので大柄の方に似合います。
実はこの2つの帯結び、結ぶ手順は全く同じ。長さのバランスを変えただけなのです。この結び方は、ほんの少し工夫するだけで随分感じが違って見えるので、かなり重宝します。帯自体の長さも、長ければお羽根の数を増やせますし、短ければ短いなりにアレンジ出来るので、浴衣を何枚かお持ちで、色んな帯結びをしたい方にお勧めの帯結びです。
1度手順を覚えてしまえば、アレンジして幾つになっても締められますしね。
浴衣は母のもの。何だか昭和初期のお布団みたいな柄(笑
半幅帯は、生徒さんが機織りで織ったもの。信州紬です。化繊の半幅帯はツルツル滑るものもありますが、紬の帯は滑らないのでしっかり締められ、形もつけやすいです。ピンクの無地に見えますが、細い縞模様になっています。