2015.06.17
単衣の季節になって初めての「こんな着物コーディネイト」シリーズの投稿。
6月の単衣の時期は梅雨どき、9月は台風どきで、いずれも雨が心配な季節なので、化繊の洗える着物が重宝します。という事で、本日は洗えるきもの。
きもの…写真では分かりにくいですが、ベージュ地にグリーンで大きな格子模様が描かれています。そしてその格子の上に赤い2本の線が細く入っています。
帯…白っぽい博多帯。曇り空で気温も低めでしたので、夏物ではなく。
帯揚げ…絽。淡いグリーン地に所々に濃いグリーンで絞りが施されています。
帯留め…色数の少ない帯には帯留めが映えます。涼感のあるビーズの帯留め。
三分紐…三分紐の色を選ぶ時の考え方としていくつかあります。1つは、帯留めだけを強調させるために、帯にとけ込むような色の三分紐を選ぶ。2つめは、帯留めとの一体感を持たせるために帯留めと相性の良い色の三分紐を選ぶ。3つめ、帯留めと三分紐のどちらも主張させる。今回は3つ目を選択。きもの、帯、帯揚げすべてが、淡いトーンで統一されているので、帯留めだけを濃い色にしてしまうと返って浮いてしまうと思い、三分紐にもパンチを効かせてみました(笑
赤い三分紐を使う事で、きものに入っている赤い細い線も活きてくるかと。
半衿…写真には写っていませんが、楊柳の白。
※「こんな着物コーディネイト」シリーズの過去記事はこちら