2015.04.16
毎年ご依頼を頂いています都内ホテルでの着物研修を行ないました。
和食レストランなどのきもので接客をする部署に配属された新入社員を対象にしています。研修期間は2日間。1日3時間の計6時間です。正直、6時間では手順を覚えるのが精一杯なのですが、ユニフォームとして毎日きものを着るのですから、ある程度のスピードアップもはかりたいところです。
まずはユニフォームの説明。小紋のきものに京袋帯をお太鼓に締めます。
皆さんが着る着物は、お洋服で例えると、お食事デートでフレンチレストランにフルコースを食べに行く時に着るもの。ラーメン屋さんの時にはもっとカジュアルなものを着ますよ。
なるほど〜、わかりやすい!
…と和ませておいて、ここから怒濤のスパルタのはじまり⁉︎ 無駄のない合理的な手順やちょっとした指の使い方一つで、美しさとスピードが違ってきます。その部分を徹底的に。
腰紐までをスムーズに一発で決められるようになるまで何度も何度も繰り返し。おはしょりも美しく整えるのは難しい。出来た!と思った先から私が崩しにかかって「はい、もう一回」
…ごめんなさい、鬼です、私。。。。
1時間半ほとお稽古したところで
10分休憩しましょう。
と言うと皆さん思わず
ありがとうございます!
いえいえ、お礼を言われるほどでも…
そんなこんなで、アッという間に3時間が過ぎ、この日は帯枕を乗せたところで終了。次回の3時間で何とか完成させなければ。
帰りの電車の中で、今日やった手順をイメージトレーニングする事!
と宿題を出し、最後まで鬼と化していたワタクシでした…