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高橋美登里礼法きもの学院

羽織を帯に仕立て替え

2015.02.12

祖母から譲り受けた羽織、私には派手で着られそうにないんです…

 

と、30代の生徒さんからのご相談。

赤絞り羽織

羽織を帯に仕立て替え

 

見せていただくと、なるほど、羽織としては少し派手。そして裄も短く、裄出ししても着るのはキビシそう。でも、とっても素敵な絞り染め。これ、帯にしたら逆にこの派手さがアクセントになるんじゃない?

 

と言う事で帯に変身!

羽織を帯に仕立て替え

 

羽織を帯に仕立て替え

 

羽織を帯に仕立て替え

 

 

 

羽織を帯に仕立て替え

 

帯の両脇が少しはみ出ているのが分かりますか?

このはみ出ている部分は胴に巻く「手」です。通常「手」は、お太鼓部分の「たれ」の半分の幅に仕立てます。なので、このようにたたむとぴったりと揃い、写真のように両脇からはみ出る事はないのですが…彼女、身長が高いので標準幅に仕立てた帯を締めると、背丈とのバランスで細い帯を巻いているように見えてしまうのです。そこで、帯幅だけを標準幅より1センチほど長めに仕立てました。

 

この写真を見ると「チョット変?」と思うかもしれませんが、もちろん実際に帯を締めたら両脇から帯がチョロっとはみ出すという事はありませんのでご安心を。

 

身長はありますがスリムなので「手」の帯幅だけを出しましたが、ぽっちゃりさんなら「たれ」部分も幅を出して仕立てると帯を締めた時に身体とのバランスがとれますよ。

 

さて、どんな着物に合わせましょう?

楽しみです♪