2013.12.22
老人ホームで、きものショーをさせていただきました。入所している皆さんのくつろぎスペースであるホールに作り付けの小さなステージをお借りして。
トップバッターは、昨年9月からお稽古をはじめたIさん。お召しのきものにお太鼓を締めてゆきます。ナレーションは、Iさんのお友達が引き受けてくださいました。BGMは葉加瀬太郎の万讚歌。とっても美しいメロディーです。
5分ほどのこの曲が終わるまでに着装を完成させる!!を目標にお稽古しました。
まずは正座でご挨拶。
曲調が変わるのを合図に、優雅に、けれど素早く着装してゆきます。
後ろ手で、鏡を見ずにお太鼓を仕上げてゆきます。
続いては、華やかなお振袖
向かって左側は、美容姿というお道具を使ってふくら雀を作っています。美容姿は、あらかじめ帯の形を作ってから背中につけるので、人の手を借りることなく、1人で振袖を着る事ができます。オレンジと白の振袖はお母様のもの。母娘2代で着られるなんて素敵ですね。
向かって右側のグリーンの着物は、モデルさんが十三参りの時に着たもの。きものって、時を超えて着られるのが魅力ですね。従来の手結びで生徒さんがふくら雀を結び、帯締め、帯揚げはモデルさんが結びました。
美容姿でふくら雀が出来上がったら、それを背中につけてゆきます。
完成です。出来上がりの形はどちらもふくら雀ですが、作る工程の違いをご覧いただきました。
最後は、3才になったばかりの女の子。3才のお子さんにとって、リボン結びも難しいもの。でも、七五三のお祝いにママに着せてもらったきものにすっかり夢中になり、一生懸命お稽古しました。
途中、少しだけお手伝しました。上手に出来たら、皆さんから「すごいね~!」の歓声と拍手が、失敗しちゃったら「頑張れ~」の声援と拍手がきましたよ。
あらら、お袖が被布の中に入ってしまった!でも、1人でちゃんとお袖を出すことが出来ました。
最後は、出演者全員でご挨拶。
小さなステージの、小さなきものショーでしたが、出演者は皆、はじめての体験で半端ない緊張。なので、終わった後の、安堵のこの笑顔♪