2009.12.04
こちらの中学校は、今年で3年目になります。毎年、3年生ご担当の熱心な先生方のご協力のもと、時に楽しく、時に真剣に、講習会をさせていただいています。
前半は、「礼ってなんだろう?」という事を考えます。これからの人生で、道に迷ったり悩んだりした時、心のよりどころとしてしっかり持っていて欲しい大切な事です。
後半は、高校受験の面接にむけて、立ち方、椅子への腰かけ方、お辞儀の仕方などの美しい所作を、本来の意味合いも含めて練習します。例えばお辞儀は、「ありがとうございます」とか「よろしくお願いします」などの、自分の心の中にある“思い”を体で表現するもの。だから、練習が必要なんですね。しっかり体で表現できないと、お辞儀をしながら「角度は何度だったかしら?」とか「手の位置はどこ?」とか形にばかり囚われて、本来の自分の“思い”にまで気持ちを至らせる余裕がなくなる。それは、本当のお辞儀ではなんですね。
最後に、実際の面接を想定しての“模擬面接”をします。4~5人1グループで、面接官役、受験生役になり、他の生徒たちは、問題点を指摘します。見るのとやるのでは大違い。みなさん、真剣に取り組んでいました。本番では、皆さんの力のすべてが出し切れることを願っています!