2016.11.20
明治神宮外苑にある聖徳記念絵画館に行ってきました。
聖徳記念絵画館は大正5年に建てられた美術館で、明治天皇の業績を後世に残すために国民の献金によって作られたそうです。明治天皇のご生誕から崩御までを描いた絵画が年代順に展示されています。
今、創建90年記念展が開催されており、11日には、天皇皇后両陛下も鑑賞なさったそうです。
江戸末期の大政奉還から大正に至るまでの、中学、高校と時間がなくて何となくぼんやりとしかできなかった近代歴史が、明治天皇を中心にしてよくわかりました。
…と言っても、実は結構甘くみていて、1時間半もあれば見られると思っていたのですが、じっくり見るとかなり時間がかかってしまい、日清戦争以降は、タイムオーバーで見られませんでした。。
…1番わからないところだったのに…
タイムリーな七五三の「着袴の儀」や庶民の成人式にあたる元服「加冠の儀」、そのほか儀式風景のマナーなど、今の仕事に通じる興味深い絵画も沢山あり、すごく面白かったです。
幕府が政権を天皇に返し、島国としてやってきた日本が広く諸外国との交流をはじめた激動の時代、今の日本人が学ぶべき点がたくさんあると思いました。明治天皇が出した五箇条の御誓文など、今の政治家さんは改めてしっかり見たらいいのに〜、と思ったり。
何だか消化不良で終わってしまったので、もう一度、日清戦争以降を見に行かねば!
自国の歴史を知り、いかに多くの先人の貢献や犠牲の上に今の生活が成り立っているのかを感じる事ができました。