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高橋美登里礼法きもの学院

節分

2015.02.03

  1)節分っていつ?

  2)節分の起源は?

  3)豆はまくもの?

  4)どうして年の数より1つ多く豆を食べるの?

  5)豆を食べるとどうなるの?

  6)どうして鬼はあの格好?

 

 

今日は節分、明日は立春です。

 

1)節分っていつ?

節分は「節が分かれる」と書くように、本来は季節の分かれ目の事。なので、昔は年4回(立春、立夏、立秋、立冬の前日)節分がありましたが、立春の節分だけが残ったのですね、なぜ? 旧暦では、一年のはじまりは立春からとされていたので、この4つの中でも特に意味深く感じていたのでしょう。

 

2)節分の起源は?

節分のはじまりは、平安時代宮中で行われていた「追儺(ついな)の儀式」と言われています。この儀式、大晦日に行われていたのだとか。なるほど、立春を一年のはじまりと考えるならば、その前日は大晦日ですね。ただ、この儀式ではまだ豆は登場せず、松明を振って火の粉を散らす事で厄払いをしたのだそうです。

ではいつから豆が登場したのかと言いますと、室町時代になってからだそうです。日本には古くから「豆占(まめうら)」という風習がありました。日本は農耕民族ですので天候は重大関心事。節分の夜に12ヶ月になぞらえた12個の豆を焼いて、焼け具合によって天候や豊作を占ったのだそうです。

この「豆占」と「追儺の儀式」が合わさって現代の節分の行事になっていったようです。

 

3)豆はまくもの?

さて、現代の節分。

年男が豆を打ちます。本来は「豆をまく」ではなく「豆を打つ」と言います。だって、鬼に豆を打ちつけて厄払いをするのですから。

 

4)どうして年の数より1つ多く豆を食べるの?

そして年の数プラス1つ分の豆を食べ、無病息災を願います。子供の頃「どうしてプラス1なんだろう??」と不思議に思っていましたが、大晦日に行っていたので明日からまた1つ年を取るからプラス1だったのですね。

 

5)豆を食べるとどうなるの?

また、年配の方など、よく「まめに暮らす」と言いますね。あの「まめ」は「健康」という意味があります。なるほど、豆を食べてまめになる! 実際、大豆には身体に良い成分がたくさん含まれていますものね。

 

6)どうして鬼はあの格好?

ところで、定番の鬼の姿、どうしてあの格好なの? よく、自分にとって苦手で行きたくない場所のことを「鬼門」と言いますよね。鬼門とは鬼が出入りする門の事。東北の方角なのですが、昔の言い方では丑寅(うしとら)の方角。なので、牛の角と虎の牙、そして虎のパンツをはいているのだそうです。

 

 

 

ん〜〜〜、昔の人って、理にかなってて賢い!!

…ちょっと、こじつけっぽいところもあるけど(汗