2013.10.02
生徒さんから山形のお土産。綺麗な糸ですね〜。日本三大刺し子の1つ庄内刺し子の糸です。
日本三大刺し子とは…南部菱刺し(青森)・津軽こぎん刺し(青森)・庄内刺し子(山形)
刺し子は、布を重ね合わせて糸を通し縫いつける方法。つまり、キルティングでしょうか。こうする事で、布地の強度が増し、傷みにくくなるわけです。剣道の胴衣などがそうですね。
あるいは、傷んでしまった布地に刺し子をする事により補修できます。膝が抜けてしまったヤンチャ小僧のズボン、可愛らしい布地を当ててジグザグに縫ってあったりします。
また、布地を重ねているのですから、保温効果もあります。寒さが厳しく、生活が苦しい東北の地で、庶民が考え出した知恵だったのでしょう。
きmそして、その刺し子の糸で作られた、こんな可愛らしい針山もいただきました。
幾何学模様が美しいですね。東北人は、合理性だけを追求したのではなく、美しさにも知恵を絞り、模様に、刺し手の感性や個性、人柄をあらわしてファッションとして楽しんでいたのでしょう。