2018.10.04
着付けのお稽古にいらっしゃるかたの動機は様々ですが、「他装専門コース」で学んでいるかたは、ほぼ100パーセント「仕事に役立てたいから」です。
美容師さん、メイクさん、写真スタジオ勤務のかたなど、ご自身の仕事の幅を広げたいとお思いのかたや、ストレートに着付け師として自立したいという目標の元にいらっしゃるかた。
そういう方々は、ご自身は洋服で着付けをします。
なので、指導する私も洋服の方が良いのかもしれませんが、私は着物を着ます。
私の着姿もテキストの一部だと思っています。
先日、他装のお稽古3回目の生徒さんから「着付ける時の所作も大事なんですね。先生を見ていて美しいなぁと。私ならきものを着てちゃんとお着付けはできない…」と言われました。
そうなのです。
着付け師の所作がガサツだと、お客様の大切なお品物も「ガサツに扱われる」と思われかねません。
お客様の帯や着物などを踏まない、またがないはもちろん、帯留や末広などの小さいものほど両手で大切に扱う、を徹底しています。
お稽古わずか3回目で、その事に気付いてくれた生徒さん、素晴らしいです。
そして実は…着付ける時の所作を綺麗にするには、きものでお着付けすると、良いのですよ♪
きもので動きにくい所作=美しくない所作、です。