2018.02.06
着物着付け教室をしていて嬉しい事は、何と言っても生徒さんが上手になってくれる事。
そして結果が出せた時、本当にうれしいです。
といっても、最初は小さな体験の積み重ね。
「初めて自分で浴衣を着て夏まつりに行けた!!」とか
「見知らぬ人に、着物姿を褒められた!」とか
「家族に着付けして喜ばれた!」とか。
そんな成功体験を積み重ねて、いつしか「身につけたこの技術を形にして、これからの人生に役立てたい」と、資格取得を目指すようになる方もいらっしゃいます。
もちろん最初から資格取得を目指してレッスンにいらっしゃる方も。
美容師さんやヘアメイクさんなどは、お仕事柄、最初から資格取得を目指して、他装(人にきものを着付ける事)のレッスンだけをするためにお見えになる場合が多いです。
どちらが良いのでしょう?
様々な考え方があると思いますが、私は、まずは自装(自分で着る事)がある程度できるようになってから他装に入った方が良いのではないかと思っています。
特にお仕事として着付けをするのであれば、自分自身で着て過ごしてみるという体験があるのとないのとでは、深みが違ってくると思うのです。
着物に慣れていないお客様は、不安でいっぱいです。
苦しくないかしら??
トイレはどうすれば良いのかしら??
きものって、寒いの??暑いの??…などなど
そんな疑問を、体験に基づいてお答えできたら、お客様は安心します。
ですので、他装コースをご希望の方には、入門コースだけでもよいから、まずは自装をしてみませんか?とお勧めしています。
お陰様で、他装コースの卒業生は皆、自装もできます。ヘアメイクや美容師という忙しいお仕事ではありますが、パーティーなどの時には着物でお出掛けしているようです。きものさえ着られれば、ヘアスタイルやメイクはお手の物なのだから良いですよね!
さて、今年も私のお教室から2名、厚生労働省認定の着物着付け技能士試験にチャレンジしました。
そのうちの1人、Nさんは前者の「いつしか資格を取りたくなっちゃった」派で、お仕事柄という訳ではありません。(もう1人はヘアメイクさん、合格しました!)
この着付け技能士試験、受験者のほとんど、多分9割くらい?が美容師等のお仕事関連の方のようで、Nさんのような一般受験者はほとんどいません。
1級試験は、各自でモデルさんを連れて行って着付けるのですが、美容師さん方は、当然の事ながらモデルさんのヘアメイクもバッチリ施していて、一般受験者は、まずここでビビる…
が、しっかりと練習の成果を発揮してくれて、無事、合格通知を手にしました!
そしてNさんは、都内有名結婚式場の採用試験にも合格!
晴れて着付け師への道を歩み始めました。
もう私の手から離れてしまうのは寂しいですが、ここで今まで学んだ事を糧にして、新たな場所の水に早くなじんで活躍して欲しいと願っています。
Nさんに「生徒さんの声」として合格までのストーリーを書いていただきました。
自分で着物を着ることは何とか出来ました。
でも、人に着付けるのは難しい。
以前教えていただいた先生のご紹介で高橋先生と出会いました。
先生ご自身も一級着付け技能士をお持ちです。
先生の今までの経験に基づいていかに早く、美しく、優雅にしかも技能士の試験に受かるかを考慮して指導してくださいます。
どんな試験でも試験場で先生の指導を思い出し慌てず落ち着いて着付けをすれば必ず受かります。
わたしは、先生のご指導で一年目で二級着付け技能士、二年目で一級着付け技能士に合格しました。
資格を手にしたことで都内の有名結婚式場の着付け師採用試験にも合格しました。
資格をgetしたい方は先生のご指導を受けてみてください。