2015.12.17
自分では気付かなかったのですが…私、格子が好きみたいです。
着物の柄に限らず、丸いものより角がある感じの物の方が好きな事は、薄々気付いていたのですけどね。例えば、クリクリの丸い目より、切れ長のシュッとした目により魅力を感じたり、タンカレーよりボンベイサファイアのボトルの方が好みのフォルムだったり。
丸い形は、包み込むような安心感があります。角張っている場合は底辺があるので、ドッシリとした安定感があるように思います。安心と安定、似た様な言葉ですが、どう違うのか、ググってみました。
安心…気にかかることがなく心が落ち着いていること。
安定… 物事が落ち着いていて、激しい変動のないこと。
つまり、「安心」は心に重きを置いていて心の平安を、「安定」は物質的な平安を意味しているのかな、と思います。だとすると、「安心」は安らかな家庭を守る母性、「安定」は経済を保証し外敵を遮断する父性とも言えるのかと。
だから丸いものは可愛らしい女性的なイメージがあり、シャープなものは頼り甲斐のある粋な姐さんっぽく感じるのですね。
さて、このコーディネイト。
紺地の格子柄で粋な姐さんっぷりをアピールしているのですが、可愛らしさを捨てきれないところが帯の花柄にチラリと。
着物…紺地に水色の格子柄の紬
帯…白地扇面に花柄の紅型染め名古屋帯
帯締め…紺の平打ち
帯揚げ…紺地にピンクの向かいづる模様の縮緬
半衿…ベージュの縮緬
粋な姐さんっぽくするには、色数を少なめに押さえる事もポイント。その意味でも、帯に少々色が入っているので、やはり可愛らしさアピール?
次回は、このきもので「完全姐さんコーディネイト」をしてみます〜。
※「こんな着物コーディネイト」シリーズの過去記事はこちら